サインアップは完了、プロフィールも作成して、Tandemでの冒険への準備はバッチリですね。ところでTandemとはどんなアプリで、どう学習するのが効果的なのでしょう? Tandemをスタートするあなたに、お役立ちのヒントをご紹介。

 

1. 気の合う言語交換仲間を見つける

「コミュニティ」で言語がマッチするメンバーをブラウズして、プロフィールに表示されたトピックを見てみましょう。興味のあるトピックを選択すれば、あなたの将来の友達との共通点が見つかるはず。

 

  1. メッセージを送信

気になるプロフィールを見つけたら、気軽にどんどんメッセージを送ってみましょう。まずは自己紹介をして、お互いの語学目標を話しましょう。話したい話題について尋ねてみたり、相手の住んでいる地域、趣味など、簡単な質問から会話を進めてみましょう。

 

  1. シンプルなルールを決める

返事がもらえたら、相手とどれくらいの頻度で会話をしたいのか、簡単ななルールを作りましょう。外国語学習で大事なのは頻度と規則正しさです。週に一度2時間勉強するより、毎日30分ずつ学習する方が効果的なのです。言語交換では、時間を区切って自分の学習中の言語と相手の学習中の言語を切り替えるのも一つの方法です。相手が間違えたら、添削機能を使って正しい表現を教えてあげましょう。タンデムで大事なのはギブアンドテイクの精神です。

 

  1. ビデオチャットを開始

チャットに慣れてきたら、思い切ってビデオ通話にチャレンジ。ビデオチャットはネイティブの正しい発音を聞いたり、意思伝達のためにボディーランゲージを使えるので、言語学習にはとっても効果的。上記のグランドルールも守りながら、間違いを怖れず、どんどん言葉を口に出してみましょう!

 

  1. 次回のチャットに向けて話題を準備

次回のチャットに向けて、会話のアイデアを準備しておきましょう。相手の国の文化に関する質問リストでもOKです。初めの内はお互いのことを語り合うだけでも十分楽しいですが、将来的にはいろいろなトピックについて会話してみるのが長続きのコツです。言語交換セッションをエキサイティングに、価値あるものにするために、退屈は避けてクリエイティブになりましょう!

Tandemで、最高の言語交換体験を

Tandem(タンデム)のアプリ名は、「タンデム」という外国語学習メソッドの名前に由来します。非常に高い効果で知られる、外国語学習方法です。

 私たちは今回、この学習メソッドの提唱者 Tandem Fundazioaにインタビューしました。タンデムで語学学習するにあたってのコツや心構えについて、様々なお話をお聞きすることができました。

言語交換(ランゲージエクスチェンジ)とは、いったい何ですか?

言語交換、またはタンデムとは、お互いの母国語を学んでいる人同士がパートナーになり、お互いに言語を教えあう学習方法です。学習時間の半分は母国語、残り半分は学習言語に割り当て、あなたが相手に母国語を教え、また相手があなたに外国語を教えます。

タンデムでは、あなたは「学習者」でもあり、「学習アシスタント」でもあるのです。といっても、正規の先生の資格が必要な訳ではありません。必要なのは母国語における十分な知識と、少しの根気強さだけです 🙂

タンデムで、私も外国語が話せるようになりますか?

一言でいえば「はい」です! 言語交換は、言語を早く習得し、スピーキングに自信をつけてくれる最良の方法なのです。

タンデムでできること:

  • 新しい単語を学ぶ
  • 理解力を高める
  • より少ない単語での表現力が身につく
  • 他の国の文化を知る

最低限、どれくらいの言語レベルがあればタンデムができますか?

一般的には、中級レベル以上の言語レベルがある事が求められます。私たちは、完了形を学び始めるくらいの段階を中級と呼んでいます。

ですが、タンデムは初心者にも非常に有効な学習方法です。Tandemアプリの翻訳や絵文字、写真や校正機能といった沢山の便利な機能を使えば、初心者がお互いの伝えたい内容を理解するのに役立ちます。

言語交換に必要なものはありますか?

初めての言語交換の際には、あらかじめ下記を準備しておくと安心です:

  • 話したい話題
  • 会話に必要な素材(例:写真、コミック、記事、歌、短編映画など)

でも、タンデムでの会話は、日常会話のシミュレーションですから、特に何も準備しない方も多いです。日常生活で、友達と会話するために大量のノートを準備しないですよね? お互いが気持ち良く会話できるなら、話題を変えたり、新たな話題を始めることだって何の問題もありません。

言語交換でおすすめの話題はありますか?

語学学校で習わない、または参考書に載っていないような話題こそ、タンデム学習の醍醐味です! クリエイティブな精神で、思いついた話題を話してみましょう。

初めての相手と言語交換におすすめの話題:

  • あなたの職業や学校について。住んでいる場所や、これまでに住んだことのある場所。休日の過ごし方、趣味や将来の夢など。
  • 共通の話題(例:スポーツ、ファッション、音楽、映画、ペット、その他の趣味)
  • これまでにしたこと(例:最近の休暇、初めての家族旅行、初恋、人生で最高/最低の出来事)または、これからの人生でやりたいこと(例:10年後にどこに住んでいたいか、あなたの人生を一言で表すと、今の仕事についてなければ何をしていたか)
  • 自分の国の文化について(例:食事など)

所要時間はどのくらいですか?

もっとも一般的なのは、30分や1時間など、あらかじめ決めた時間を一つの言語で会話orメッセージして、その後に同じ時間をもう一つの言語に切り替える方法です。これにより、あらかじめ予定を立てて学習ができます。

初心者は、10分や15分ぐらいから初めてみるのもいいでしょう。会話に慣れてきたら、30分や1時間に挑戦してみましょう。

何よりも重要なのは、お互いの母国語を使う時間を同じにして、片方の言語に偏らないようにすることです。これにより、お互いにとって公平な学習ができるようになります。言語交換は、無料言語レッスンではないという事をお忘れなく。

私の伝えたい事を相手に理解してらうコツとは?

母国語を話す時は、はっきりと自然に話すことを心がけましょう。言語交換の最大の利点は、最新のスラングや自然な発音といった、ネイティブスピーカーが実際に使う言葉を知ることなのです。

長い文章を話すと、相手に意味が通じないことがあるかもしれませんが、赤ちゃんに話すような短い文章も考えものです。大人同士の日常会話と同じように、母国語話者として良いお手本を見せてあげましょう。

翻訳機能は使うべきですか?

翻訳家としてのスキルを磨きたい場合は別ですが、通常の言語交換においては、辞書や翻訳を多用するのは考えものです。どうしても使いたい場合は、相手の文章を理解する場合のみに使用しましょう。

もし相手がある単語を知らない場合には、翻訳するのではなく、別の表現を使って説明してあげましょう。例えば日本語とスペイン語でタンデム中、分からない単語が出てきて、お互いによく分かる英語で翻訳したら、その後の会話が英語に切り替わってしまうことはよく起こります。

翻訳を使う代わりに、下記のような方法で相手に伝えてみましょう:

  • 類似語:ぶらつく=歩く
  • 対義語:苦い甘い
  • 同じ種類の例を出す:みかん→オレンジ
  • 派生語:飛ぶ→飛行機
  • 連想:バカンス
  • スペースを空ける:歯 ブラシ
  • 人物の特徴を使って:「あなたの髪色は漆黒ですね」

上手な添削方法とは?

添削の際のコツとは…

  • 自分の母国語での会話の前に、今日の学習ポイントを決めておく
  • 会話中、相手が間違えた箇所をメモする
  • 文章の中で、相手がよくする単語orフレーズの間違いを繰り返す。お手本を見せることにより、相手はもっと深く学ぶことができます。
  • 会話の最後に、間違いについてディスカッションする
  • 相手が復習できるよう、ビデオチャットやメッセージの後に添削内容を送信してあげましょう。

このような学習ポイントを決めた添削は、中級以下の学習者に特に有効です。相手が話した内容全てを修正することは、相手の自信をなくすことにつながるからです。

相手が上級者の場合には、相手が間違いやすいポイントや、より自然な表現フレーズを教えてあげる事が効果的です。

単語や表現を覚えるのに、何かコツはありますか?

きっと誰もが悩むことですね(笑)。少しコツをお教えしましょう。

  • 単語を書き出し、1日に数回見直す
  • 単語を口に出して言う。歌ったり、叫んだり、囁いたりすることも効果的。
  • 母国語に近い表現があるかどうか考えてみる
  • 対義語と一緒に学ぶ
  • イラストを使って表現してみる(例:flower(花)のoを使って花を描く)
  • 単語や表現を使って文章を作ったり、頭の中で架空の会話をしてみる
  • 他の単語と連想する(例:休暇→海→クラゲ)
  • 単語をグループごとにリスト化してみる

その他、何かコツがあれば教えてください。

言語交換をすることは、単に外国語を学習するだけでなく、他の国の文化を中から知ることにつながります。さらには海外の人があなたの国の文化についてどう思っているかを知ることができるのです! このすばらしい体験を、ぜひ多くの方に知っていただきたいですね。

オープンで、フレンドリーで、根気強く。この三つの精神さえあれば、あなたもタンデムですばらしい体験ができるでしょう!

どうぞ、タンデムを楽しんでください!

著:ユルゲン・ヴォルフ。「13 Tandem-Tipps」より。編集:alpha&beta © TANDEM® Fundazioa, Donostia / San Sebastián, 2012