タンデムの本社オフィスがあるベルリンでは、クリスマスが次第に近づいて来るのをわくわくしながら過ごしています。12月1日以降、ベルリンの街はクリスマスに向かって賑やかになっていきます。街のあちこちでクリスマスマーケッットが開かれ、グリュー・ワインやソーセージに舌鼓を打つ人、大通りは忙しい買い物客で賑やかになり、12月の凍るような寒さから身を守るために、皆暖かいコートに包まれています。ドイツのクリスマスの注目すべき特徴の一つにクリスマスツリー(Weihnachtsbaum)があります。通常はトウヒ、モミ、パインツリーなどの常緑樹の木を使用します。クリスマスツリーは世界中で人気があります。面白い伝説もいくつか存在します。主に常緑樹が使われる様になったのはここドイツが発祥です。

伝統的なドイツのクリスマスツリーは、本物のロウソクを使って灯りをともします。16世紀に、ドイツのプロテスタント改革者のマルティン・ルターが最初に始めました。彼は部屋の中に、星空のクリスマスイブの夜を再現したいと思っていました。クリスマスツリーの輝く光は星空を表現するのにぴったりのアイデアでした。これは今でもドイツのクリスマス装飾の文化として残っています。もちろん、最近では安全上の理由からロウソクではなく電球やLEDを使用する傾向があります。
ところで、ドイツだけが12月にクリスマスツリーを飾る国ではありません。ここでは、世界中のクリスマスツリーにまつわる伝統や文化をご紹介します。

オーストラリア

オーストラリアは南半球にあるので、クリスマスは真夏の期間になります。暖かい気候や眩しい日差しの中でのクリスマスツリーは、大きな魅力でもあります。トウヒやモミのような常緑樹はオーストラリアでは一般的ではないので、クラシックな装飾がされたプラスチック製のクリスマスツリーが使われます。より一般的なのは、クリスマスブッシュの花束です。小さい緑色の葉とクリーム色の花が付いたオーストラリア固有の植物で、夏になるとクリーム色の花が鮮やかな赤色に変わります。

ウクライナ

ウクライナでは民俗や宗教とソビエト文化がミックスされて、魅力的な伝統を作り出しています。クリスマスツリーは伝統的な常緑樹が一番人気ですが、その装飾はかなり独特です。それはクモの巣をモチーフにした装飾を行うことです。小さなクモの巣でも、ツリー全体を覆う大きなものでも何でも良いので、何らかの形でクモの巣の装飾をすることが幸運の印であると考えています。これはクリスマス・スパイダーの伝説に由来しています。昔々、クリスマスツリーを十分に飾り付けすることができない貧しい家庭がありました。クリスマスの朝に目を覚ますと、クモがきらきらと銀色に輝くクモの巣で美しく装飾してくれていたのです。この話は、あまり知られていませんが、クリスマスツリーを煌びやかに飾る文化の起源となっています。

スウェーデン

スェーデンのクリスマスツリーは、スウェーデン人の真面目さと正確さが表れています。クリスマスツリーはクリスマスの日に飾り始め、クリスマスの12日後までにしまわなければいけません。ツリーには、わらでできた星や太陽、雪の形をした装飾を飾ります。他のにはカラフルな木製の動物などもあります。

イギリス

イギリスの人々はクリスマスツリーをとても愛しているので、どの家にもクリスマスツリーが飾られています。最も有名なのはロンドンのトラファルガー広場にある巨大なクリスマスツリーで、毎年ノルウェーのオスロからイギリスに贈られています。このクリスマスツリーの歴史は1947年に遡ります。第二次世界大戦中のイギリスからのサポートに感謝の気持ちを込めて、ノルウェーからトウヒの木が贈られて以来、それが今でも続いています。

ラトビア、エストニア

クリスマスツリーについて知られている伝統の多くはドイツ発祥のものですが、クリスマスと新年にかけての使用について、最初に文書化されたのはラトヴィアのリガと主張されています。しかし、この主張はバルト海の隣国、エストニアと論争を呼んでいます。両国は13世紀後半または14世紀初めに、それぞれの首都で初のクリスマス&ニューイヤーツリーを飾ったと主張しています。確かな真実といえば、どちらの国も12月から1月初めまで市内中心部に美しいクリスマスツリーを飾っているということです。

インド

インドでは、モミやトウヒなどの常緑樹をみつけるのが難しいので、多くの人はマンゴーやバナナのようなローカルな植物を飾ります。 それ以外のローカルな植物でも、飾ることができる木はお祝いの飾りとして使われます! また、マンゴーの葉を使って装飾して、より華やかにします。

ブラジル

ブラジルにとって、クリスマスは大切なお祝いであり、クリスマスツリーは共通のモチーフです。 クリスマスイブの深夜のミサの後に大規模なライトショーがあり、それはクリスマスツリーの形になっています。スリランカが2016年により大きな人口のクリスマスツリーを発表するまで、ブラジルは人工樹木の中で最も高いものを持っていました。それは「平和の木」と呼ばれ、2001年から2002年までブラジルのポルト・アレグレ州モイノス・デ・ヴェント・パークに展示されていました。

いかがでしたか?それぞれの国で面白いクリスマスツリーの伝統や物語があるようです。あなたの国では何をしていますか?ぜひTwitterやFacebookでお知らせください。お待ちしております!